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家庭教師の仕事内容

この記事では、家庭教師のアルバイトについて説明します。

 

家庭教師の仕事

家庭教師の主な仕事は直接生徒の家に行って勉強を教えることです。時間の融通が利きやすく、労力に対して時給がいいことから大学生や主婦に人気があります。子供に家庭教師をつける理由は家庭によってさまざまで、たとえば単純に成績を上げてほしいというところもあれば、勉強嫌いな子供に勉強を習慣づけさせてほしい、○○大学に合格させてほしい、というところもあります。家庭教師はこういった両親の希望を聞きながらカリキュラムを組み、マンツーマンで生徒を個別指導していきます。

 

家庭教師になるには

家庭教師になる方法は大きく二つあります。一番多いのは家庭教師専門の求人サイトに登録して、派遣会社からの連絡を待ち、会社を通じて生徒を紹介してもらう方法です。希望する勤務地や生徒の学年を登録しておけばマッチングする案件を紹介してもらえるので、自分で生徒を探す必要がありません。研修やサポート制度を設けている派遣会社が多いので、はじめてでも安心して始められるのが大きなメリットです。

家庭教師になるもう一つの方法は、直接保護者から依頼してもらうことです。創作ではこちらのパターンの方が多いかもしれませんね。個人契約は勤務時間や報酬がなあなあになりやすいという欠点もありますが、仲介手数料を取られずに済むので、結果的に時給が高くなりやすいという特長があります。

 

家庭教師の時給

 派遣会社を通す場合は90分につき1000円から2000円程度であることが多いです。交通費をもらえるかどうかは派遣会社との契約によります。基本的に、指導をする→月末派遣会社に報告する→派遣会社が生徒の両親に確認をとる→承認されれば給料が振り込まれる……というステップを踏むので、日払いで給料をもらうことはできません。

ひとりの生徒に対しては週1、2回ほど指導することが多いです。一回につき2時間程度の指導を行うため、一日で回れるのは多くても3件です。月給は3~10万くらいが相場だと思われます。

保護者から直接依頼される場合は、家庭教師は個人事業主扱いとなります。雇用契約を結んでいないので源泉徴収も存在しませんし、報酬は言い値で決まります。報酬にはもちろん税金がかかりますが、現金支給かつ明細がないことが多いため、税務署も実態の把握ができません。そのため確定申告せずにまるまる受け取っている人もいるのが現状です。

 

異性の家庭教師がつくことはあるか

 家庭教師と聞いて誰もが浮かべる疑問だと思います。結論からいえば、異性の家庭教師がつくケースは現実に存在します。とはいえ、特に派遣会社を通す場合、保護者の希望でもなければ基本的に同性の教師をあてがわれるので、かなり稀なケースといえるでしょう。たまたまその生徒の近辺に同性の教師がいないなどの状況であれば、異性の生徒とマッチングされることもありえます。

個人契約する場合は保護者や生徒との信頼関係が築けている場合が多いので、 異性の生徒を担当することも珍しくありません。

 

家庭教師の指導内容

家庭教師の指導方針は人それぞれなので、大半を演習問題に費やす人もいれば、授業形式で受験対策を解説する人もいます。そのため、家庭教師はそんな教え方をしない! と読者につっこまれることはあまりないかと思われます。

ただ、一般的な流れを説明しておくと、初回の授業では生徒と会話をする程度にとどめ、二回目の授業で生徒の現状を把握、保護者と相談しつつ三回目以降の方針を立てるというケースが多いです。授業後は毎回保護者と面談する時間を設け、その日どんなことをしたか、その間生徒はどんな様子だったかなどを説明します。

生徒が問題を解いているとき家庭教師は何をしているのかといえば、これも人それぞれです。まじめな人は採点したり生徒が解いている問題の解説を読んでどう説明しようか考えたりするでしょうし、やる気がない人はスマホをいじったり、漫画を読んだり、生徒にちょっかい出したりしています。キャラクターとしては後者の方がおもしろいと思いますが、実際に目の前でそれをされるとイラっとするかもしれませんね。